経理担当者Ａさんと会計事務所Ｂさんの会話
Ａ： 「地方法人特別税ができたって聞いたけど、また税金が増えるのかなぁ？」
Ｂ： 「支払う法人税の総額は、ほとんど変わらないんだよ。」
Ａ： 「へぇ～、じゃあ、何が今までと違うの？」
Ｂ： 「法人事業税を減らして、減らした分を地方法人特別税として各都道府県が国へ払い、それを国が一定の割合で各都道府県へ再分配するんだ。」
Ａ： 「法人事業税から地方法人特別税に変更されるのは、どれくらいなの？」
Ｂ： 「外形標準課税対象法人以外の法人の場合、法人事業税は現在の税率から約2％減り、その2％分が地方法人特別税となるんだよ。」
Ａ： 「2％ぐらい法人税の内訳が変わるんだね。いつからそうなるの？」
Ｂ： 「平成20年10月1日以降に始まる事業年度からだよ。」
Ａ： 「申告と支払い方法も変わるの？」
Ｂ： 「法人県民税等の申告書と納付書に地方法人特別税の欄ができるから、法人事業税と一緒に申告して、また、支払えばいいんだよ。」
Ａ： 「もちろん、地方法人特別税も経費にできるよね？」
Ｂ： 「そうだね、経費になるよ。」
Ａ： 「申告書の作成も変わるところが多すぎて間違えそうだな。」
Ｂ： 「う～ん、今まで申告書を作っていました？」
Ａ： 「･･････」