経理Ａさんと税理士Ｂさんの会話
Ａ： 「最近、ふるさと納税って言葉を良く聞くんだけど、どういうものなの？」
Ｂ： 「自分が応援する地域に貢献したいという思いを可能にする為にできた制度です。同じお金なら税金として市町村に払うのではなく、寄附金として自分の選んだ市町村に払うことができるようにしようということでできたものです。」
Ａ： 「そうなんだ。詳しく教えて下さい！！」
Ｂ： 「今まで住民税からは、１０万円を超えた寄附金の額に対して１０％の金額しか引いてもらえなかったんですが、市町村へ寄付をすれば、今までよりも住民税から引いてもらえる金額が増えるようになったんですよ。」
Ａ： 「具体的には？」
Ｂ： 「例えば５万円を寄附すれば、上限がありますが、５千円を越える部分の４万５千円が所得税と住民税の両方から引かれることになります。要するに実質の寄附金負担は、５千円だけになるということです。」
Ａ： 「なるほど。そういう形で地域に貢献できるのは、気持ちがいいですね。最近、忙しくて両親と連絡も取ってなかったし、親孝行と思って実家がある市に寄附しようかな。」
Ｂ： 「親孝行なら、寄附をする前に、是非ご両親に電話でもしてあげて下さい！」