A社長と税理士Bさんの会話
Ａ： 「保証人の制度が変わったらしいね。」
Ｂ： 「はい。これまでは保証契約のときに保証金額を決めなくてもよかったので、知らないうちに保証金額がふくれ上がってしまうというトラブルがたくさん起きていました。今後は金額の上限を決めなければいけません。」
Ａ： 「自分が保証できる範囲を事前に確定しておけるわけだ。」
Ｂ： 「そうです。保証人が無制限に責任を負わなくてもすむようになりました。また、保証する期間についてもこれまでは期限なしでよかったのですが、これからは5年以内の期間を決める必要があります。」
Ａ： 「なるほど、借りる側からすればまた改めて保証人の依頼をしなくてはならないが、保証人にとっては保証がいつ終わるかわからないという不安を感じなくてすむようになったんだね。」
Ｂ： 「その他にも口約束の契約ができなくなり、必ず書面が必要になります。」
Ａ： 「そうか。さすがはＢくん、私が見込んだ税理士さんだけあってよく知っているね！どうだ、私が保証人になるからうちの娘と結婚しないか。」
Ｂ： 「社長、ありがとうございます！身に余る光栄、謹んでお受けします。」
Ａ： 「実は私にそっくりなんだが。」
Ｂ： 「・・・想定の範囲内です。」