税理士Aさんと資産家Bさんの会話

Ａ： 「今年は名古屋での桜の開花が早かったですね。あちこちで咲いていますよ。」

Ｂ： 「桜の季節はいいよなぁ。この季節は孫が進級や進学の挨拶に来て、
休日が賑やかでさ。留学するんだって嬉しそうな孫もいたよ。」

Ａ： 「いいですね！ではその留学費用をお祝い金とされてみてはいかがですか。」

Ｂ： 「そういえば留学費用が高いって親の方は浮かない顔をしていたな。
しかし、大きな金額だから、あげたら税金もかかってしまうんだろ？」

Ａ： 「贈与税ですね。でもいい制度があって、教育資金目的の贈与なら、
税金がかからないんですよ。」

Ｂ： 「そうなの？」

Ａ： 「最大1,500万円までですから、とても喜ばれると思いますよ。」

Ｂ： 「子にも孫にも感謝されるな・・・よし、他にも留学したい孫がいないか聞いてみるよ。
でも、留学しないからと言ってお金をあげなかったら不公平だな、どうしよう？」

Ａ： 「ご安心ください。教育資金ですから、学校の入学金や授業料に使うこともできますよ。」

Ｂ： 「そうと知ったら急いで孫らに電話して要望を聞いてみるよ。」

Ａ： 「善は急げですが、制度の適用期限も伸びましたので、慌てすぎないでくださいね。」

Ｂ： 「そうかい。しかし早く喜ぶ顔を見たいから今から電話してみるよ。」

Ａ： 「お孫さんのこととなると嬉しそうですね！本当にいいおじいちゃんですね。」

Ｂ： 「孫にもそう言ってもらえるといいな・・・。」