A社長、B会長とＣさんの会話

Ａ： 「毎月給料明細を見ると、たくさんの社会保険料を払うのが馬鹿らしくなるね。もらえる年金はどんどん減っていくのに・・・何とかならんかね。」

Ｃ： 「いい方法がありますよ。選択制確定拠出年金制度をご存知ですか？厚生年金とは別の年金を利用する方法なんですよ。」

Ｂ： 「それはなんだね？」

Ｃ： 「役員を含め、社員の方がそれぞれ掛金、運用先を決めて運用し、60歳になった時に退職金か年金としてもらえる制度です。」

Ａ： 「401Ｋというやつだね。」

Ｃ： 「それが少し違うんですよ。」

Ｂ： 「何がだね。」

Ｃ： 「掛金は自己負担なのですが、負担した掛金は給与収入から控除されるという点です。
例えば、月給30万円の人が毎月2万円の掛け金を支払った場合、給与としては28万円として計算されることになるんです。
つまり、所得税も社会保険料も少なくなるということです。」

Ａ： 「ということは会社の社会保険料の負担も減るということかね？」

Ｃ： 「その通りです。社員の退職金もしくは年金が増え、所得税が減って、さらに会社の経費節約にもなる。一石三鳥です。」

Ｂ： 「すぐに私だけでも手続きを進めてくれ。」

Ｃ： 「でも会長、来月還暦をむかえられるのでは・・・」