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シンワ税理士法人のスタッフが
綴るブログ
日々の業務で起こる出来事や、
感じたことなどをお届けしています。

発明による税金

AさんとBさんの会話
A: 「先日新聞に出てたけど、青色LED訴訟で和解し、総額8億4000万円を受取ることになった中村教授にも税金はかかるの?」
B: 「もちろん。新聞記事によれば、特許の帰属と発明の対価の支払を求めて提訴したとあるから、発明した特許権を会社に売買したことになるね。」
A: 「それで税金はどれくらいになるの?」
B: 「特許権の売却価額6億円については譲渡所得として、遅延損害金2億4000万円については雑所得として、所得税と住民税合わせて約2億6000万円ぐらいかかることになるよ。」
A: 「そんなに税金かかるの?でも中村教授はアメリカに住んでいると思うけど、それでもそんなにかかるの?」
B: 「その場合には、会社から1億6800万円の税金が天引きされ、中村教授がアメリカで確定申告をして、日本で納めた税金を差し引くことになるね。」
A: 「いずれにしてもそんなに税金がかかるんだ。発明するのも考えものだね。」
B: 「おいおい発明してから言えよ。」
A: 「・・・」