AさんとBさんの会話
Ａ： 「今年から3年間はどんなに株でもうけても税金がかからないって知ってる？」
Ｂ： 「え～っ　ほんと？　でも、どんな株でもいいの？　」
Ａ： 「それが、条件があるんだ。平成13年11月30日から平成14年12月末日までに買って、そのまま持っている上場株だけなんだよ。」

Ｂ： 「やっぱり条件があるんだ。その期間に買った上場株なら全部いいの？」
Ａ： 「いやいや、それにも限度があって、株の購入額が1,000万円までならＯＫなんだ。」
Ｂ： 「そうか、よくわかったよ。この株を平成19年までに売ると税金がただになるんだね。」
Ａ： 「そうなんだ。でも、特定口座に預けてある株には注意が必要だね。」
Ｂ： 「どうして？」
Ａ： 「特定口座には、確定申告が必要ない源泉徴収口座と確定申告が必要な簡易申告口座のどちらかを選択できるのは知ってるよね。このメリットは源泉徴収口座では受けられないんだ。」
Ｂ： 「そうなの！　では、今年は簡易申告口座を選択しようかな。」
Ａ： 「その前に、この対象期間中にどれだけ株を買っているか把握したほうがいいんじゃない？」
Ｂ： 「そうだね。たぶん、たくさん買っていると思うから、さっそく証券会社に確認してみるよ。今年から大事に持っていた株をどんどん売ることにしよう。ありがとう。」
Ａ： 「えっ？　株を売ったらメリットがあるわけじゃなくて、株を売ってもうかったらメリットがあるって意味なんだけど・・・。」