AさんとBさんの会話
Ａ：「ゴールデンウィークも終わっちゃって、なんかさみしいな～。Bさんは、どこか遊びに行かれましたか？」
Ｂ：「うん、お客さんから愛知万博の入場券を頂いたから、早速行ってきたよ。」
Ａ：「え～っ！ゴールデンウィークに万博なんて、すごい混んでたんじゃないですか？そういえば私も実は、どこかのショップの購入キャンペーンで、入場券当たっちゃいました。別に入場券欲しさに買った訳じゃないんですけど、何かチケットいっぱい出回ってますね。友達も取引先から入場券もらったって言ってたし。」
Ｂ： 「実は愛知万博のチケットは、ちょっとした節税対策として使えるんだよ。法人が愛知万博の入場券のみを取引先等に交付する場合の購入費用は、交際費等に該当せず、販売促進費として処理できるんだ。まあ、Aさんが当たったチケットは、一般消費者向けの懸賞みたいなものだから、実施した企業としてはもともと広告宣伝費で処理できるから、特にメリットはないけどね。」
Ａ：「じゃあ、この前お客様から頂いた観劇券も、とってもいい席で見れてラッキーだったし、お客様にとっても節税になるし、いいことづくめですね！」
Ｂ：「ううん、違うよ。一般的に得意先や仕入先の人を旅行や観劇へ招待する費用は交際費に該当するんだよ。今回の愛知万博に関しては、『財団法人2005年日本国際博覧会協会』の事前照会に対して、国税庁から、販売促進費として処理して差し支えないという個別通達が出されているんだ。」
Ａ：「そっか～。じゃあ、せっかくだから行こうかな。でも私が見たい展示は、今月はもう予約でいっぱいだし。６月は梅雨に入ってお天気悪いだろうし。７月・８月は夏休みで混むし。９月も残暑が厳しそうだし。ま、１０月ぐらいかな。でもみんな考えることは一緒かな、どうしよう・・・。」
Ｂ：「・・・・・。Aさん、愛知万博いつまでやってるか知ってるの？？？」