早いものでもう11月！毎年恒例「年末調整」の時期が、間もなくやってきます。
　今年の年末調整は、基礎控除・寡婦（寡夫）控除等の改正で、申告書が大幅に変わっています。記入する従業員も、チェックする経理・人事担当者も、作業が大変になると予想されます。
　そこで、今回は、国税庁が無償提供する『年末調整控除申告書作成用ソフトウェア（年調ソフト）』を使って、年末調整を電子化する方法を紹介します。
　年調ソフトには、PC版とスマホ・タブレット版があります。従業員にアプリをダウンロードしていただき、各自入力してもらいます。入力後、電子データを会社に送信していただき、会社は、給与システムに取り込みます(＊)。
会社にとっては、
　・申告書（今年の場合、一人3枚）を配布しなくてもよい
　・年調データの入力作業が無くなる
　・従業員への説明作業が省略できる（アプリのガイダンスが丁寧で、簡単に入力等作業が進められる）
といったメリットがあります。
　電子化するためには、電子帳簿保存の承認申請や、管理マニュアル作成等の　　事前準備が必要です。一度、年調ソフトの導入を検討してみませんか！
　(＊)使用する給与システムが対応するか、確認が必要です。