会計事務所勤務Ｂさんと友人Ａさんの会話
Ａ： 　「そろそろ、年末で忙しくなってきたね。Ｂ君も忙しいでしょう？」
Ｂ： 　「そうなんだよ。年末調整があるからどんどん忙しくなるよ。」
Ａ： 　「年末調整か～。毎年、年末にお金が返ってくるものとしか分かってないんだけど、どんな仕組みなの？」
Ｂ： 　「年末調整は1年間の給料の税金を計算して、徴収されていた所得税と差引してその差額を返してもらうんだよ。しかし、今年もなかなか厳しくなってきてて、配偶者特別控除が一部無くなって、他にはまだ決まってないけど、定率減税が縮小・廃止の可能性があるんだ。」
Ａ： 　「仕組みは分かったけど、配偶者特別控除って？」
Ｂ： 　「配偶者特別控除は1年間の収入が141万円未満の配偶者を持つ、サラリーマンなどが恩恵を受けていた制度で、最高38万円の所得控除ができる制度だったんだよ。」
Ａ： 　「定率減税は？」
Ｂ： 　「こちらは、年間の給料に対する所得税の20％と25万円を比べて、どちらか低い方を年間の税額から控除する制度だよ。」
Ａ： 　「そうすると、無くなるとどうなっちゃうの？」
Ｂ： 　「配偶者特別控除の一部が無くなると最低でも3万円ぐらい増税になるし、定率減税が廃止されると今までの払っていた税金の２0％アップするんだよ。」
Ａ： 「そうなんだ、年々増えていってしまうんだね。
　年々増えないのは僕のお小遣いだけか・・・」
Ｂ： 「来年もがんばって働こう！」