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シンワ税理士法人のスタッフが
綴るブログ
日々の業務で起こる出来事や、
感じたことなどをお届けしています。

年末調整

会計事務所のAさんとB君との会話。
A: 「そろそろ年末調整の時期だね。」
B: 「あっ、そうですね。私も扶養控除等申告書の記入を早くして提出しないと・・・。」
A: 「扶養控除等申告書ってきちんと整備されていない会社が意外と多いんだよね。給料の源泉所得税は甲欄の金額で処理しているのに扶養控除等申告書を書いてもらうのを忘れていたり・・・。」
B: 「その場合は、乙欄の金額で処理することが正しいとみなされて、会社や社員がその差額をまとめて、とられたりすることになりますよね。」
A: 「そうだね。他にも、年の途中に扶養の異動があるのに報告がされていなくて年末に社員から過不足分を徴収、還付することになったり、異動のないままで年末調整してしまって翌年以降に延滞税つきで徴収されたりする例も少なくないよ。」
B: 「子供が就職したり、奥さんがパートで働き始めた人は、不足分の徴収をされることになるわけですね。戻ってくるほうならいいけど、徴収される方は、かわいそうですよね。延滞税なんてついてきたら、もう泣いちゃいますよね。」
A: 「だから、年の途中で扶養に異動があるときは、申告書を変更して、毎月の給料の源泉所得税を調整してもらっておかないとね。」
B: 「そういえば、年末調整のときって翌年度分の扶養控除等申告書を配るだけの会社が多いですよね。それをもとに年末調整して、その年分のつまり去年の年末に書いた申告書は異動前のままで直されていないこともあったりするわけですね。」
A: 「たぶん、そういう会社も多いと思うけど。」
B: 「うちは、専業主婦だから76万円控除されるから年末調整で戻ってくる分が毎年うれしいんですよね。」
A: 「それも今年までで、来年からは専業主婦の配偶者特別控除がなくなるから、38万円の控除だけになって半分しか戻ってこないよ。」
B: 「えっー。そうでしたね!内助の功のありがたみも減ったなー。」