賃貸住宅オーナーＡさんと税理士Ｂさんの会話
Ａ： 「うちの息子は浪費家で困るよ。サラリーマンなのに、いずれ相続で家賃収入が入るようになるのをあてにして貯蓄もしないで遊び歩いてるんだ。」
Ｂ： 「そうですか、それはご心配ですね。」
Ａ： 「それにひきかえ、孫は努力家でね。まだ学生なんだが、親に頼らずアルバイトをしながら資格取得を目指してがんばっているよ。」
Ｂ： 「それは立派なお孫さんですね。」
Ａ： 「息子に財産をやっても食いつぶしてしまうから孫に相続させたいんだが、何かいい方法はないかな？」
Ｂ： 「それなら信託を使う方法がありますよ。」
Ａ： 「どうすればいいんだい？」
Ｂ： 「賃貸物件を信託財産として、Ａさんがご存命のうちはＡさんが賃貸収入を受け取り、亡くなった後はお孫さんが受け取るように指定するんです。」
Ａ： 「それはいいことを聞いた！息子も学生の時は真面目な努力家だったのに、こんなふうになるとは・・・」
Ｂ： 「・・・ということはお孫さんも・・・！？」
Ａ： 「・・・」