経理担当Ａさんと税理士Ｂさんの会話
Ａ： 「今年の年末調整の資料を見たら、保険控除申告書の様式が変わったみたいだね。」
Ｂ： 「生命保険料控除が3区分に変更されたんですよ。」
Ａ： 「今までは、一般の生命保険料と個人年金保険料の2区分だったよね。」
Ｂ： 「今年の年末調整からは、新たに介護医療保険契約の保険料が 4万円の所得控除ができるようになりました。」
Ａ： 「前より多く控除できるようになったんだね。」
Ｂ： 「はい。それに伴って以前からあった一般の生命保険料と個人年金保険料については、　契約締結日ベースで「新・旧」を区別して記入するようになるんです。」
Ａ： 「そういえば生命保険料控除の記入欄がずいぶん大きくなっているね。」
Ｂ： 「ちなみに「新」というのは今年になってから契約した保険で、「旧」は去年までに契約した保険です。控除金額の計算も、「新・旧」別々に計算するようになります。」
Ａ： 「なんだか記入が大変そうだね。」
Ｂ： 「そうなんですが、控除できる最高金額は、「新」なら40,000円、「旧」なら50,000円、両方ある場合は有利な方を・・・最高120,000円まで・・・」
Ａ： 「やれやれ・・・みんなちゃんと正しく記入してくれるかなぁ・・・」
Ｂ： 「従業員さんに説明できるように、まずはご自身の分を記入してみてはどうでしょう？」
Ａ： 「いや、僕は保険なんて入っていないから、毎年まっしろな申告書でいいんだよ。」
Ｂ： 「さようでしたか・・・」