京都市は市内のホテル・旅館を利用した宿泊客に課す宿泊税について、１人１泊当りの上限を１千円から１万円に引き上げると発表しました。この条例改正案が成立すれば、税収は現在の倍以上となる126億円となる見込みで、この税収はオーバーツーリズム対策などに充てられるとしています。
来年３月の施行を目指す方針で、引き上げの狙いは、観光客の増加で市民生活に影響が出ていることへの対策費用を宿泊客にも負担してもらうこと。使い道として、交通渋滞や観光地のごみ対策、市バスの市民優先価格の実現、橋の整備などにも用途を広げる方針とのこと。


日本で宿泊税を導入する自治体の中では最高額となりますが、海外での導入例と比べて決して高すぎるわけではないため、京都のような人気の観光地では妥当な金額といえるかもしれません。



京都の貴重な文化財や街並み、美しい景観が保全されて、交通渋滞が緩和されることを期待したいものです！