“ノーベル賞の賞金に税金はかかるの?”
確定申告の時期も終了し、会計事務所に勤めるM君は大学時代の友人であるKさんと食事をしているときのふとした会話。
K: 『やっと確定申告の忙しい時期も終わったね。大変だったんじゃない?でも無事に終わってよかったね。』
M: 『うん。一年で一番忙しい時期だからしかたがないけどね。骨休めに温泉にでも行ってゆっくりしたい気分だね。』
K: 『そういえば去年は、島津製作所に勤める田中さんや小柴さんの二人もノーベル賞を受賞してすごい年だったよね。でも、受賞して何千万もの賞金をもらってたと思うけど、その賞金にも税金がかかってしまって何だかぬか喜びって感じだよね。』
M: 『そう思うでしょ。あの賞金には実は税金はかからないんだよね。』
K: 『うそ、何でかからないの?普通は税金かかるんじゃないの?ノーベル賞の受賞者には何か特典みたいのがあるの?』
M: 『うん。実は、国も国の名誉になるようなことになるからというわけでは無いけれど、ノーベル賞の賞金は、所得税法第9条に“非課税”という項目があって、そのなかに“ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品”と記載されていて税金は課さないことになってるんだよね。』
K: 『ふ~ん。そうなんだ。じゃあ、名誉だけでなくお金も手に入れることが出来て二人ともいいなぁ。まぁ、自分もサラリーマンという点だけ田中さんと一緒だけどノーベル賞とは無縁だから僕にとっては関係ないけどね。そういえば、今度テレビのクイズ番組に出るからその賞金をいっぱい稼ぐか!あっ、しまった。今日、仕事で接待だったんだ。今度払うからここの勘定たのむね。』
M: 『え。Kさん、慌てて出てってしまったけどいいかな。テレビのクイズ番組に出て賞金稼ぐって言ってたけど、その賞金はノーベル賞の賞金みたいにはならないのに・・・。その賞金は“一時所得”っていって税金かかるんだけどな。たとえ、1千万円の賞金を得たとしても、その賞金を得るためにかかった経費が10万円だったとしたら、470万円もKさんのその年の所得が増えて税金がその部分だけでも、61万円も増えちゃうけど、あとから教えてあげてもKさんのことだからそのくらいの金額なら別に払うからいいよって言うだろうからいいかな?
宝くじを買って当たった高額賞金なら税金はかからないから、当たる確率は低いけどそれに賭けてみればって言って見よう。』
K: 『やっと確定申告の忙しい時期も終わったね。大変だったんじゃない?でも無事に終わってよかったね。』
M: 『うん。一年で一番忙しい時期だからしかたがないけどね。骨休めに温泉にでも行ってゆっくりしたい気分だね。』
K: 『そういえば去年は、島津製作所に勤める田中さんや小柴さんの二人もノーベル賞を受賞してすごい年だったよね。でも、受賞して何千万もの賞金をもらってたと思うけど、その賞金にも税金がかかってしまって何だかぬか喜びって感じだよね。』
M: 『そう思うでしょ。あの賞金には実は税金はかからないんだよね。』
K: 『うそ、何でかからないの?普通は税金かかるんじゃないの?ノーベル賞の受賞者には何か特典みたいのがあるの?』
M: 『うん。実は、国も国の名誉になるようなことになるからというわけでは無いけれど、ノーベル賞の賞金は、所得税法第9条に“非課税”という項目があって、そのなかに“ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品”と記載されていて税金は課さないことになってるんだよね。』
K: 『ふ~ん。そうなんだ。じゃあ、名誉だけでなくお金も手に入れることが出来て二人ともいいなぁ。まぁ、自分もサラリーマンという点だけ田中さんと一緒だけどノーベル賞とは無縁だから僕にとっては関係ないけどね。そういえば、今度テレビのクイズ番組に出るからその賞金をいっぱい稼ぐか!あっ、しまった。今日、仕事で接待だったんだ。今度払うからここの勘定たのむね。』
M: 『え。Kさん、慌てて出てってしまったけどいいかな。テレビのクイズ番組に出て賞金稼ぐって言ってたけど、その賞金はノーベル賞の賞金みたいにはならないのに・・・。その賞金は“一時所得”っていって税金かかるんだけどな。たとえ、1千万円の賞金を得たとしても、その賞金を得るためにかかった経費が10万円だったとしたら、470万円もKさんのその年の所得が増えて税金がその部分だけでも、61万円も増えちゃうけど、あとから教えてあげてもKさんのことだからそのくらいの金額なら別に払うからいいよって言うだろうからいいかな?
宝くじを買って当たった高額賞金なら税金はかからないから、当たる確率は低いけどそれに賭けてみればって言って見よう。』