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シンワ税理士法人のスタッフが
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“スポーツ選手の契約金ってどう課税されるの?”

T君はプロ野球球団からドラフト指名を受け、契約金5,000万円、年俸800万円という内容で入団契約することになりました。しかし、心配なのは税金、そこでT君は、シンワ会計事務所のS氏に相談に行くことになりました。

T君: 『Sさん、税金はどうなりますか?』
S氏: 『まず、T君は今後プロ野球選手という事業経営者になりますので、確定申告で所得税を納めなければなりません。』
T君: 『へぇー、野球選手も商売人と同じなのですね。』
S氏: 『そうです、つぎに、税金は所得に税率を掛けて計算します。その所得は収入から必要経費を差し引いて求めます。 来年に契約すると、契約金と年俸が収入で必要経費は1年間に支払う野球用具代やトレーニング費用,交通費等が該当します。』
T君: 『じゃあ、必要経費を300万円とすると所得は5,500万円ですか。何んか税金高そうですね。』
S氏: 『通常ですと、この金額から税金を計算しますが、T君の場合いいやり方があります。』
T君: 『それは何ですか。』
S氏: 『所得税の計算は所得が多いほど高い税率で課税されるので、T君の場合、契約金5,000万円があるために初年度だけ税率が極端に高くなります。しかし、契約金は1年限りで翌年以降、所得は激減します、このような事情を考えて、プロ野球選手が入団契約等により一時に受ける契約金は一定の要件を満たせば、税金はやすくなるのですよ。』
T君: 『どれくらい安くなりますか。』
S氏: 『契約金と年俸を合わせて、そのまま計算すると約1,750万円の税金になりますが、T君の場合は契約金については、その1/5の1000万円に対する税率を基に計算することができますので税金は約1,150万円となり、600万円ほど税金が安くなりますよ。』
T君: 『600万円も税金が安くなるなんてすごいですねー。 契約金5,000万円のうち税金を引いても、3,800万円も手元に残るなんてうれしいな、ベンツでも買おうかな、それともマンション買おうかな Sさんありがとう確定申告のときはおねがいしますね。それじゃまた・・・・』
S氏: 『あっチョットT君・・・・あーあ行っちゃった、翌年住民税が580万円位かかってくるのに、T君わかっているのかな・・・まっいいかベンツ売れば。』