Ａ社長とＢさんの会話
Ａ社長： 「電子申告って、最近、よく宣伝を見かけるけど、ほかではみんなやってるのかな？」
Ｂ： 「いえ、まだそれほどメジャーにはなっていません。」
Ａ社長： 「よく聞くわりにはあまり広まってないんだね。どうしてだろう？」
Ｂ： 「パソコンを用意して、機械上で署名捺印をする、電子署名って言うんですが。その電子署名をするために、身分証明書用カードの準備やら、そのカードを読み込ませるための機械の購入やら、いろいろ経費もかかるし、面倒なこともあって、なかなか電子申告をはじめる人が少なかったんです。」
Ａ社長： 「なるほど。」
Ｂ： 「でも今年から、税理士に依頼して電子申告してもらうだけで、会社での電子署名は必要なくなったので、いままでよりは電子申告が普及するんじゃないですか？」
Ａ社長： 「電子申告するとなにかメリットがあるのかい？」
Ｂ： 「会社にとってのメリットは、いまのところ特にないみたいですが、１９年と２０年の所得税の確定申告については、電子申告すると、税金を5,000円控除してもらえるそうですよ。」
Ａ社長： 「それは、ありがたいね。税金は少しでも少ないほうがいいからね。毎年5,000円なら２年で１万円もお得というわけだね？」
Ｂ： 「残念ながら、控除されるのは一度だけなんですぅ。」
Ａ社長： 「そうかあ・・・。一般的にはもう少しメリットがないと普及は難しいんじゃないかな？私は50円でも喜ぶタイプだから電子申告してみるよ。」
Ｂ： 「世の中、社長みたいな人ばかりだったらいいですけどね。」
Ａ社長： 「どういう意味だ！！」