“『減損会計』”
≪勉強不足で人まかせのTさんと仕事熱心なM先輩の会話より≫
T: 「すいませーん、M先輩。先日、A商事の経理部長のSさんに減損会計って何?いつから始まるの?って聞かれたんですけど、減損って何ですか?」
M: 「減損というのはね。簡単に言えば自分の持っている資産の価値が大きく下がっていることだよ。」
T: 「えっ、というと土地や株なんかの値下がりのことですか?」
M: 「そうだね。ただ、値下がりだけじゃなくてね。土地や建物を使っていくらお金が稼げるか、も計算しなければいけない。これを使用価値といって、その使用価値や時価と会社の帳簿価額を比べて大きく値下がりしていることを減損というんだ。」
T: 「使用価値?売った場合の値段だけじゃあどうしてだめなんですか?」
M: 「それはね、例えばTさんが家を買ったとして、その後に大きく値段が下がったとしたらどうかな?」
T: 「すごく損した気がしますね。」
M: 「そうだね。でも、その家は売るために買ったわけじゃあないから、ずっと住むことができれば家賃の支払がないことで元が取れる可能性もあるよね。その場合には必ずしも損をしたとはいえないでしょう。」
T: 「そうですね。」
M: 「だから、減損会計はその家がこの先20年とかでいくら稼げるかを計算しなければいけないんだよ」
T: 「でも、どうしてこの減損会計をやらなければいけないんですか?」
M: 「それはね、欧米ではすでに導入されているから、日本の企業もそれに合わせるために導入しなければいけなくなったんだよ。」
T: 「それから、S部長はうちみたいな中小企業もやらなければいけないのかなあ?とも言っていたんですが・・・・」
M: 「うん、やらなければいけないのは上場会社などの株式を公開している会社だけだよ。あと、いつから始まるかということだけど、企業会計審議会の意見では平成17年4月1日となっていたね。」
T: 「すると、A商事はやらなくてもいいわけですね。で、税金関係はどうなんですか?」
M: 「それが、残念ながら税法上の取扱についてはまだ白紙状態なんだよ。」
T: 「そうですか。でもようやく、減損会計が何となくわかったような気がします。」
M: 「S部長に説明しなきゃいけないなら別室でもっとくわしく教えようか?」
T: 「あーいいです。S部長にはA商事は減損会計は関係ないです。って言いますから。」
M: 「・・・・・・・・・。」
T: 「すいませーん、M先輩。先日、A商事の経理部長のSさんに減損会計って何?いつから始まるの?って聞かれたんですけど、減損って何ですか?」
M: 「減損というのはね。簡単に言えば自分の持っている資産の価値が大きく下がっていることだよ。」
T: 「えっ、というと土地や株なんかの値下がりのことですか?」
M: 「そうだね。ただ、値下がりだけじゃなくてね。土地や建物を使っていくらお金が稼げるか、も計算しなければいけない。これを使用価値といって、その使用価値や時価と会社の帳簿価額を比べて大きく値下がりしていることを減損というんだ。」
T: 「使用価値?売った場合の値段だけじゃあどうしてだめなんですか?」
M: 「それはね、例えばTさんが家を買ったとして、その後に大きく値段が下がったとしたらどうかな?」
T: 「すごく損した気がしますね。」
M: 「そうだね。でも、その家は売るために買ったわけじゃあないから、ずっと住むことができれば家賃の支払がないことで元が取れる可能性もあるよね。その場合には必ずしも損をしたとはいえないでしょう。」
T: 「そうですね。」
M: 「だから、減損会計はその家がこの先20年とかでいくら稼げるかを計算しなければいけないんだよ」
T: 「でも、どうしてこの減損会計をやらなければいけないんですか?」
M: 「それはね、欧米ではすでに導入されているから、日本の企業もそれに合わせるために導入しなければいけなくなったんだよ。」
T: 「それから、S部長はうちみたいな中小企業もやらなければいけないのかなあ?とも言っていたんですが・・・・」
M: 「うん、やらなければいけないのは上場会社などの株式を公開している会社だけだよ。あと、いつから始まるかということだけど、企業会計審議会の意見では平成17年4月1日となっていたね。」
T: 「すると、A商事はやらなくてもいいわけですね。で、税金関係はどうなんですか?」
M: 「それが、残念ながら税法上の取扱についてはまだ白紙状態なんだよ。」
T: 「そうですか。でもようやく、減損会計が何となくわかったような気がします。」
M: 「S部長に説明しなきゃいけないなら別室でもっとくわしく教えようか?」
T: 「あーいいです。S部長にはA商事は減損会計は関係ないです。って言いますから。」
M: 「・・・・・・・・・。」