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シンワ税理士法人のスタッフが
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パート労働者の「年収の壁」これからどうなる?

厚生労働省から令和5年9月27日、「年収の壁・支援パッケージ」が出され、パート労働者が「年収の壁」を意識せずに働くことができる環境づくりが令和5年10月から始まりました。
「年収の壁」とは?
例えば、夫の扶養に入っていた妻がパートで働いた場合、手取り額に大きく影響するのは社会保険の加入にかかる、いわゆる106万円の壁と130万円の壁です。
一般的に厚生年金・健康保険に加入すると保険料は賃金の約15%で、手取りが大きく減少するため、年収の調整をしている方が多くいらっしゃいます。
それが人手不足の一因となっているため、厚生労働省から当面の対応策が出されました。



パート勤務の方は、この2年間は、勤務時間の調整に悩むことが少なくなるかもしれません。ただし、いずれも2年の期限があり、さらに令和7年は年金法が改正される見込みと言われています。どのような年収の壁対策が打ち出されるか着目していきたいと思います。